コナンの映画を初めて観た話

雑記

※この記事はコナン初心者が初めて映画を観た記録です。ネタバレほぼないので安心して読んでください!

漫画(107巻)を読んだのに、今まさに上映中の映画、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』を観ないなんて──それって、もう事件だろ。
そんなふうに思った瞬間、僕は気づけば映画館のホームページを開いていました。

どの映画館にしようか、スクリーンはどこがいいか、どの席がいいか……。
気がつけば、丸一日の映画館プランが完成していたんです。

まさか人生初の劇場版コナンを、こんな形で迎えることになるとは。
でも、結果的に言えば──この“衝動”は、大正解でした。

はじめに|人生初の劇場版コナン、僕の考えたプランとは

劇場はシネマシティ一択

なぜなら、
僕は映画を観るときはシネマシティと決めているから。

以上です。

僕が組んだ、哀ちゃんコンプリート計画

シネマシティには、建物が「シネマ・ワン」と「シネマ・ツー」の2つあります。
今回『名探偵コナン 隻眼の残像』を上映していたのは「シネマ・ツー」。
さらにこの建物には、studio a, b, c, d, eの5つのスクリーンがあり、
そのうちd以外の4スタジオでコナンが上映中でした。(ありがたい…!)

つまり、こういうことです。
全部のスタジオでコナンを観れば、哀ちゃんの声をいろんな音響で浴びられるのでは?

そう思った僕は、
一日で全部の上映に参加するコナンプランを真剣に組みました。
まさに“哀ちゃんコンプリート計画”。

そして、僕なりに考え抜いたスケジュールがこちらです──

【b→a→e→a→c】哀ちゃん全方位プラン、決行の日

僕が組んだスケジュールは以下の通りです:

b studio(09:30 -11:25) → a studio(11:40 -12:35) →
e studio(13:45 -15:40) → a studio(16:30 -18:25) →
c studio(20:25 -22:20)

ポイントはe studioの上映がこの日一度きりだったこと。
つまり、13:45〜15:40の枠は絶対に固定。
そこから逆算して、前後に組み合わせ可能なスタジオを組み合わせていった結果、
この「b→a→e→a→c」という構成になりました。

a studioが2回あるのは、単純に後半のeとcの間に入れられるのがaしかなかったから。
でも、そのおかげでMeyer Soundのスピーカー「LEOPARD」を2回も拝むことができました。
正直、贅沢すぎるご褒美です。

残るはd studio──。
いつか、観に行こうと思います。

各studioでの感じたこと

ここからは、夜勤明けのテンションで一日中映画館にこもり、『名探偵コナン 隻眼の残像』を観続けた僕が感じた、各studioの違いについてざっくり紹介していきます。
やや脳がバグっていたので、ところどころ拙い部分があるかもしれませんが、ご容赦ください。

なお、大本命は最後に観た c studio
この日のラストにふさわしい体験でした。

b studio|最初にして、予想外の没入感

『【極音】名探偵コナン 隻眼の』です。

そうです。a, b, c studioでは【極音】仕様だったのです。

小学生向けにざっくり言うと──
**「とても音がいい」**です。それだけでワクワクしますよね。

仕事終わってから30分後の上映でした。

Meyer Soundのスピーカー「MTS-4A」です。

写真では見えませんが、スクリーン下にはサブウーファー「650-P」が6台も並んでいます。

スクリーンからしっかり距離を取らないと、心臓が吹き飛びそうなほどの音圧
それほどの“音の壁”に包まれるのが、このstudioの贅沢さです。

朝イチの上映で、「まずは軽く1本」という気持ちで入ったのに、
音のバランスがとにかく心地よく、眠気は秒で消し飛びました。

台詞もBGMもクリアで、耳が一気に“コナン仕様”にアップデートされた感覚。
その瞬間、「今日は最高の1日になる」と確信しました。

a studio|LEOPARDの恩恵、炸裂

『【極音】名探偵コナン 隻眼の』です。

ここに掲載されるポスターは選ばれし者感があってとても好きです。

Meyer Soundの「LEOPARD」です。

上にちょこんと載ってるのは「900-LFC」サブウーファーさんです。

ラインアレイスピーカーを拝めることができるだけですでに最高な体験です。

さらにスクリーン下には、サブウーファー「1100-LFC」が2台鎮座
…しょうじき、頭おかしい(最高の褒め言葉)と思います。

低音の厚みが段違いで、アクションシーンの臨場感が一気に跳ね上がります。
ラストの爆発的展開では、「これもうワイルド・スピードじゃん」と思うほど、
ドキドキハラハラの音体験に感激しました。

耳だけでなく、体で音を浴びる感覚。これぞ【極音】。
ディズニーシーにもない、このスピーカーで音を浴びる快感は、ここでしか味わえません。

コナン君の走る足音ひとつとっても、
空気が“ビリッ”と震えるのがわかる。
【極音】の中でもここまで重低音を響かせるのは、1100-LFCの仕業です。

ちなみにこの回、僕は雪崩の音を楽しみにして観ていました。
期待以上の轟きで、心が震えました。

e studio|この日のレア枠、貴重な一撃

前回から少し時間があったので、お昼休憩もかねて近くのデニーズでマグロ丼を食べてきました。

いざ、e studioへ。

『名探偵コナン 隻眼の残』です。

「CQ-2」さんです。

こちらはサブウーファーの「650-P」さん。

この日、e studioでの上映は1回限り
その分、特別感がありました

実際に座ってみると、スクリーンがいちばん大きく感じたのがここ。
視覚的な迫力音の包囲感が絶妙に重なって、
まるで**“映画のど真ん中”に入り込んだような体験**が味わえました。

しかも、席の角度と段差がとても自然で、画面がすごく見やすい
個人的に「居心地のよさNo.1」はここでした。

派手さよりも、落ち着いてじっくり観たい方にはぴったりの場所です。

「極音じゃないから…」と侮るなかれ。
ここはシネマシティ、e studioぞ。

a studio|LEOPARDの恩恵、再来

『【極音】名探偵コナン 隻眼の』です。

ただいまーって感じで戻ってきました。
上映まで少し時間があったので、近くのローソンでモンスターエナジーを調達してチャージ完了
ここからが僕のコナン映画・後半戦のスタートです。

僕も尿意が上ったり下ったりするのかなとか思ったり。

コナン君可愛いですよね。

さすがに4本目ともなると、映画の流れも把握できてきて、小ネタや演出に目が行くようになりました
そしてここで、ある人物が気になってきます。

それが、諸伏高明さん

はい、完全に声が好きです

彼に「破道の九十・黒棺」って言ってほしい、っていうのは内緒です(言ってません)。
でも、あの落ち着いたトーンと台詞回し、めちゃくちゃ耳に残ります

ちなみにこのa studio、音の臨場感も相まって、彼の台詞がより心に響いたのは言うまでもありません。

c studio|ラストの余韻にぴったりの空間

好きです。

僕は、

c studioが

大好きです。

ここまで摂取してきた炭水化物、タンパク質、脂質やカフェイン。

それらを最大限に発揮するときがやってきました。

『【極音】名探偵コナン 隻眼の』です。

片目を隠して、「右」と答えたくなりますね。

隻眼の残像(フラッシュバック)です。

ごめんなさい、楽しみすぎてテンションおかしくなってます。

これがスピカです!!

UPQ-1P」(上)と「900-LFC」(下)さんです。

好きです。

スクリーンの下には、サブウーファーの「1100-LFC」さんがいらっしゃいます。

とても、好きです。

サラウンドスピーカーには「HMS-10」さんです。

至高です。

この日の締めくくりにふさわしい上映体験でした。

映画を観て気づいた、107巻とのリンク

コナン初心者の僕が、唯一読んだのは107巻。
そのたった一冊の知識だけを抱えて、劇場版『隻眼の残像(フラッシュバック)』を観に行ったのですが……びっくりしました。

なんと、映画に登場する長野県警のキャラクターたちが、ちょうど107巻にも登場していたんです。
まさかの“直前予習”になっていたとは。これはもう、運命としか思えません。

107巻でぼんやりつかんだ人間関係や雰囲気が、映画の中で一気にふくらみ、
「ああ、あの人たちだ!」と胸が高鳴る感覚がありました。

たった一冊とはいえ、物語の土台が頭に入っていたことで、映画の展開がより深く刺さった気がします。
むしろこの順番で良かったのかもしれません。

初見にやさしく、知っているともっと楽しい。
その絶妙なバランスこそが、コナンという作品のすごさなんですね。

映画『名探偵コナン 隻眼の残像』を観て

劇場で観た『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』──
感想をひと言で言うなら、「想像以上にハードで濃密なドラマ」でした。

もっとライトな娯楽作品かと思っていた自分が甘かった。
本作のテーマは“記憶”と“正義”。
そこに長野の美しい雪山、伝統的な建築、そして重厚な音楽が重なり、サスペンスの空気がぐっと引き立っていました。

登場人物それぞれの過去や想いが複雑に絡み合いながらも、一本芯の通った物語が展開されていく。
気づけば、静かに涙腺を刺激されていました。

哀ちゃんの登場シーンも文句なしに最高で、林原めぐみさんの声が一言一言、沁みてくる…。
107巻で少しだけ見た長野県警の人々と再会できたことも、映画への没入感を深めてくれました。

そして──
諸伏高明さんに出会えてよかったです。

警察無線によるGPS特定システム、めちゃくちゃカッコよかったです。
ラストシーンの銃撃も、蘭に助言するシーンも、どれも痺れました。

スクリーンでしか味わえない迫力と静けさが、きっと長く記憶に残る作品になりそうです。

コナン映画を1日で5回観た感想

正直、疲れました。
でも、それ以上に、とんでもなく楽しかった。

音響や映像設備が異なる5つのstudioで、同じ映画を一日かけて観るという贅沢。
1回目はストーリーに没頭し、
2回目は演出やセリフの“間”に注目、
3回目にはBGMや環境音、
4回目は画面構成やカメラワーク、
そして5回目には、ただただ余韻を味わう──

回を重ねるたびに、視点が変わっていくのが面白くて、
しかもstudioごとに音の響き、椅子の感触、スクリーンとの距離が違うから、
体感する「コナン」も毎回、少しずつ違うんです。

中でも、c studioのサウンドは圧巻でした。
声のニュアンスが、まるで心に直接語りかけてくるような感覚。
やっぱり、シネマシティの音響体験は別格です。

そして驚くのが、スクリーンの発色
明るすぎるほど明るくて、見やすすぎる。
「いやこれ、もはやモニターじゃん!」と心の中でツッコミました。
**投影されてこれかい。**技術の暴力、ありがたい。

そんな環境で観る『隻眼の残像』は、5回観ても飽きるどころか、
「もう一回観たい」が口から漏れる始末。

これはもう──事件です。

はやく、d studioで諸伏高明を観なければ。

さいごに|“初めて”を味わい尽くす贅沢

今回の『名探偵コナン 隻眼の残像』は、僕にとって初めての劇場版コナン映画でした。
しかもそれを、1日で5回も観るという極端なやり方で楽しんでしまったわけですが、結果的に、
「初めての感動」をさまざまな角度から味わうことができました。

漫画で感じたキャラや物語の空気が、劇場の音と映像でどんどん立体的になっていく──
そんな感覚がとても新鮮で、まさに“原作ファンへのご褒美”のような体験でした。

これだから、読書も映画もやめられない。
そしてまた一つ、「コナンという世界」に足を踏み入れた気がしています。

これからも、自分なりの楽しみ方を大切にしていきたいです。

そんな一環で読んだコナン君の記事もありますので、よかったらぜひ。

劇場版を観る前に、ふと手に取った107巻。
「これが初めてのコナンになるとは…」と自分でも驚いたけど、めちゃくちゃ面白かったです。
映画とつながる部分もあって、今思えばナイスなタイミングだったのかも。

ところで、

ディズニーシーはいつになったら「1100-LFC」を導入してくれるのでしょうか。

では、また。

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