夜勤明け、体はくたくたなのに脳だけが冴えて、なかなか眠れないことがありました。
そんなとき、ふと手に取ったのが一冊の本。
静かな時間に読書をすることで心を落ち着けたかったのに、かえって目が覚めてしまったことも。
それでも、読書は僕にとって大切な「クールダウン」の時間になりました。
今回は、夜勤明けに読書をして気づいたリアルな体験についてお話しします。
夜勤明け、眠りたいのに眠れない理由
体は疲れているのに脳が覚醒する不思議な感覚
夜勤明け、仕事を終えたばかりの体はずっしりと重いのに、頭だけが妙に冴えてしまう。
「眠らなきゃ」と思えば思うほど、意識がどんどん冴えていく不思議な感覚
このギャップに、最初はとても戸惑った。
体と心がバラバラに動いているような感覚が、夜勤生活の独特な辛さだった。
スマホ・動画視聴では逆効果だった経験
眠れない夜、つい手を伸ばしてしまうスマホ。
SNSをスクロールしたり、気になる動画を見たり…。
最初は気を紛らわせるつもりだったけれど、気づけば目も心も冴え渡っていた。
ブルーライトの刺激もあって、眠るどころかますます覚醒してしまう。
スマホは、眠れない夜に寄り添ってくれる味方ではなかった。
読書に期待した「眠るための効果」
本を読むことで自然に眠れるはずだった
眠るためにスマホをやめ、手に取ったのが一冊の本。
文字を追う行為が、心を静かにしてくれるのではないかと期待していた。
現実から離れ、ゆったりとした物語の世界に浸れば、自然と眠れるかもしれない。
そんな希望を込めて、僕は読書を習慣にしようと試みた。
眠れないどころか、没頭してしまう夜も
しかし実際には、読書の世界に引き込まれすぎてしまった。
特にミステリ小説は、続きが気になりすぎて目が冴える。
「あと一章だけ」と思いながら、気づけば数時間が経過。
読書は確かに楽しいけれど、睡眠には逆効果になることもあると、身をもって知った。
本によっては逆に眠れなくなった話
ミステリやサスペンスは夜勤明けには不向きだった
ミステリやサスペンス小説は、読むほどに心を刺激する。
予想を裏切る展開、緻密な伏線、先が気になる結末。
夜勤明けで体力も集中力も限界のときに読むには、あまりにも刺激が強すぎた。
本の中に入り込みすぎて、現実に戻れなくなる感覚。
それが夜勤明けの自分にはきつかった。
睡眠不足で迎える夜勤は地獄だった
ミステリに夢中になった翌日は、寝不足のまま夜勤に突入。
体も頭もぼんやりして、集中力も続かない。
一度リズムを崩すと、夜勤生活は一気にしんどくなる。
「たかが読書」と思っていたけれど、睡眠の重要さを痛感した体験だった。
「眠るため」ではなく「心を落ち着けるため」に読む
選ぶ本を変えることで読書との付き合い方も変わった
ミステリのような刺激的な本ではなく、
エッセイや短編集といった、静かな読後感をもたらしてくれる本を選ぶようにした。
短い物語をひとつ読むたびに、少しだけ心が穏やかになる。
「眠るため」ではなく「落ち着くため」に読む。
その意識が変わるだけで、読書との付き合い方も大きく変わった。
読むこと自体を楽しむだけでいい
読書を「眠るための手段」にしなくなったことで、気持ちが楽になった。
読みながら眠れたらラッキー、眠れなくてもいい。
本を手に取り、文字を追う時間自体をただ楽しむ。
そんなふうに肩の力を抜いた読書が、夜勤生活の中に小さな安らぎをもたらしてくれた。
読書と夜勤生活|小さな習慣がくれた変化
眠れる日も眠れない日も、読書がそばにあった
読書をしても眠れない夜はある。
それでも、本を開くことで「焦らない」自分になれた。
夜勤という過酷なリズムの中で、眠れるかどうかに一喜一憂しない。
そんな心の余裕が、少しずつ育っていった。
読書という「自分だけの居場所」
夜勤生活は孤独だ。
みんなが寝ている間に働き、帰るころには世界が動き始める。
そんな生活の中で、読書は「誰にも邪魔されない静かな居場所」になった。
本をめくるひとときが、僕の心をそっと支えてくれていた。
【まとめ】読書は眠りの道具じゃない。でも、心の灯になった。
夜勤明け、眠れない夜に読書を手に取ったことから、僕の小さな習慣は始まりました。
本を読んでもすぐに眠れるわけじゃないし、ときには逆に目が冴えてしまうこともあった。
けれど、読書を「眠るための手段」と考えなくなったときから、心は少しずつ軽くなりました。
本を開く時間は、眠れるかどうかに関係なく、夜勤で荒れた心を整えてくれる大切な時間。
焦ることなく、比べることなく、ただページをめくる静かな時間が、
僕にとっての「自分を取り戻す居場所」になったのだと思います。
これからも、眠れない夜があってもかまわない。
本の世界に身を委ねながら、少しずつ自分を整えていけたらいい。
そんなふうに思っています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
夜勤の方も、そうでない方も、
少しでも読書と向き合う時間が増えたら嬉しいです。
読書を通して、生活が少しだけ豊かになり、
自然と自分自身とも向き合えるようになるかもしれません。
そんな、自分にとって特別な一冊との出会いも、別の記事で紹介しています。
よければ、そちらもぜひご覧ください。
僕の読書のお供の話もしています。
コナン君も読み始めました。
では、また。
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