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今週のワンピース感想 – 第1153話「ロキ誕生」

⚠️ネタバレ注意:この記事にはワンピース第1153話の重要な内容が含まれています。未読の方はご注意ください。

目次

ハラルドの心境変化が描かれる重要エピソード

今週のジャンプ31号では、ついにロキの誕生に至るまでの物語が描かれました。前回のハラルド王の暴君ぶりから一転、今回は彼の人間性に大きな変化をもたらす運命的な出会いが描かれています。

バント王国での運命的な出会い

物語の転機となるのは、新世界のバント王国でハラルドが目撃した光景でした。同じ巨人族の女性、イーダが見世物にされているのを見て、ハラルドは怒りに駆られて彼女を「救出」します。しかし、この行動がイーダから痛烈な批判を受けることになります。

イーダは漂流して死にかけていたところをバント王国の人々に救われ、働く場所と食べ物を提供してもらっていたのです。彼女のハラルドに対する叱責は、まさに的を射たものでした。

「たまたま大きい体に生まれただけで、偶然強いだけで人間より偉いと勘違いしているなんてみっともない。だから、巨人族は皆エルバフのように野蛮だと思われているんだ」

ナミとルフィを彷彿とさせる師弟関係

イーダがハラルドを叱る場面は、まさにナミがルフィを怒る時のような雰囲気でした。この出会いを機に、ハラルドは根本的な価値観の転換を迫られます。人間を「チビ人形」と蔑んできた過去を反省し、同じ目線で物事を考える重要性を学んでいくのです。

エルバフの変化とハイルディンの誕生

ハラルドの改心により、エルバフは徐々に外の国々との交流を深めていきます。そして、イーダとの間にハイルディンが誕生。しかし、王族の純血主義を重視する一部の勢力が問題となってきます。イーダとの結婚は正式に認められず、ハラルドは政略結婚を強いられることになります。

謎多き人物エストリッダの登場

ここで登場するのが、酒村出身の権力者の娘とされるエストリッダです。彼女がハラルドの正式な結婚相手として現れ、後にロキを産むことになりますが、その正体や出自については多くの謎が残されています。

ロキ誕生の悲劇

そして物語最大の衝撃が、ロキの誕生シーンです。生まれたロキの容姿を見たエストリッダは、彼を「呪われた怪物」と罵り、冥界へと突き落とします。この非情な行為は、母親としてあるまじき残酷さを示しており、読者に強い嫌悪感を抱かせました。

エストリッダが衛兵に「死産したと伝えろ」と命じる場面では、衛兵たちもしぶしぶといった様子で従っており、この決定に疑問を抱いていることが伺えます。重要なのは、ハラルドはまだこの事実を知らないということです。

冥界からの生還を図る幼きロキ

今回のラストシーンで描かれた、幼いロキが冥界から素手で崖を登って帰還しようとする姿は、彼の並外れた生命力と意志の強さを物語っています。この描写により、ロキがなぜ現在のような恨みを抱いているのかが理解できるようになりました。

今後の展開への期待と謎

残された謎

  • エストリッダの正体と出自
  • ロキの異形の容姿の原因
  • ロキが本当にハラルドの実子なのか
  • ハイルディンとロキの兄弟関係の発展

来週は休載だが…

来週は休載となりますが、この1週間でファンは様々な考察や妄想を楽しめそうです。特にエストリッダの正体や、ロキとハイルディンの今後の関係性について、多くの議論が交わされることでしょう。

まとめ

第1153話は、ロキというキャラクターの悲劇的な出生の秘密を明かす重要な回でした。ハラルドの成長物語からロキの誕生の悲劇まで、エルバフの複雑な歴史が次第に明らかになってきています。エストリッダの冷酷さは確かに不快感を与えますが、それがロキの心の闇の原因を理解する上で重要な要素となっています。

次回以降、ロキの成長過程やハイルディンとの関係がどのように描かれるのか、非常に楽しみです。

いやにしてもエストリッダまじきもいっすね。

では、また。

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