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夜勤明け、読書と推し

夜勤明け読書のひとときアイキャッチ
目次

はじめに

夜勤が終わった朝、コンビニの光を背にしながら歩いていると、ふと本が読みたくなる瞬間がある。

体は疲れているはずなのに、なぜか眠る前に活字を追いたくなる。その理由は、モンスターを飲みすぎて目が冴えているせいかもしれないし、あるいは夜の静けさが心を揺らしているからかもしれない。

夜勤という特殊な生活リズムを続けているうちに、読書は僕にとって「ただの趣味」ではなくなっていた。最初は暇つぶしの手段だったのに、今では夜勤明けの自分を落ち着かせるための大切な儀式になっている。

この記事では、そんな僕が夜勤明けに読書をする理由について、静かな気持ちで綴ってみたいと思う。


夜勤と読書の相性がいい理由

夜勤という働き方は、生活リズムを昼夜逆転させるだけでなく、心身の感覚もどこかズレてくる。太陽を見ないまま一日が終わることもあり、自分だけが世界のリズムから取り残されているような感覚に陥ることもある。

そんな中で、読書という行為が不思議としっくりくる。なぜなら、読書には「静けさ」と「孤独」に自然と馴染む力があるからだ。

夜の職場は日中とは違って音が少なく、人との会話も最小限。終業後に外へ出ても、世界はまだ眠っている。誰ともすれ違わずに帰宅する日が続くと、自分の存在が少しだけ薄くなるような気がする。

そんな孤独の中で本を開くと、そのページをめくる行為が「自分と向き合う時間」へと変わる。

スマホや動画といった強い刺激は、疲れた脳には重すぎることがあるが、読書は活字を自分のペースで追える。心地よい速度で感情を揺らす読書は、夜勤生活の“整え役”として、実にちょうどいい存在なのだ。


夜勤明けに読書をするメリット

気持ちの切り替えスイッチになる

夜勤明けの頭はまだ仕事モード。そのまま眠ろうとしても、うまく切り替わらないことが多い。そんなとき読書を挟むと、「ここからは自分の時間」と感じられる。仕事と私生活の境界を丁寧に作れるのだ。

孤独や不安をそっと受け止めてくれる

夜勤は、誰にも会わない時間が長い。そんな孤独を、物語の登場人物や作者の言葉がそっと埋めてくれる。読書を通じて「自分だけじゃない」と思える瞬間が、夜勤生活には大きな支えになる。

心地よい眠りへの橋渡し

スマホでは得られない“眠気”を、読書は自然にもたらしてくれる。集中して読むほど心拍もゆっくりになり、布団に入る頃には深いリラックス状態に。眠る準備として、読書は最適だ。


夜勤中・夜勤明けにおすすめの読書スタイル

夜勤中に読むなら、短編やエッセイがちょうどいい。ちょっとした空き時間にも読み切れるし、物語の途中で中断してもストレスが少ない。気分転換にもなり、頭のスイッチを軽く切り替えられるのが魅力だ。

夜勤明けに読むなら、小説の再読が意外とおすすめだ。初めて読んだときのような緊張感はないが、そのぶん物語の余白や言葉の響きにゆっくりと浸れる。心がやわらかくなっている朝方だからこそ、穏やかに物語が染み込んでくる。

ちなみに僕は、村上春樹のエッセイや川上未映子の短編を読むと、心がすっと整う感じがする。静かな言葉に寄り添われる感覚があって、夜勤のリズムとよく馴染む。

モンスターを飲みながら読む日もあるけれど、カフェインの力でテンションが上がりすぎると読書どころじゃなくなることも。そんな日はノンカフェインのハーブティーや白湯に切り替えて、ゆっくり過ごすようにしている。


まとめ:読書は夜勤生活の心の整備士

夜勤明けに読む一冊は、ただの娯楽ではない。

それは「自分を自分に戻す時間」であり、仕事で削れた心を少しずつ修復してくれる習慣だと思う。

読書は知識を得るためのものだけじゃない。

それ以上に「感情を整える」「思考をゆるめる」「世界との距離感を測り直す」ためのものだと、僕は夜勤のなかで気づいた。

誰もいない時間に読む本は、誰にも見せない自分をそっと受け止めてくれる。

そんなふうにして、僕は今日も夜勤明けにページをめくっている。


……と、ここまではわりと真面目に語ってきましたが、

※ここからは夜勤明けテンションと推し愛に飲み込まれた僕の記録です。

正直なところ、そんな整った習慣なんて毎日は続けられていません。
夜勤明け、心を整えるどころか、モンスターを3本も飲んでしまい、心拍数は上がる一方。

「そろそろ寝なきゃ」と思っているのに、なぜか手が勝手にmediumコミック一巻を開いてしまう。

翡翠さんが……翡翠さんが……

あまりにも。

可愛い!!!

もう、

ほんとに、

可愛い!!

ノーベル世界一可愛いで賞があったら、間違いなく受賞は確実。

美しすぎて、ページがまるで美術品のように輝いて見える。


さいごに

結局、「寝なきゃ寝なきゃ」と思いながらも本を読み続けてしまい、気づけば昼どころかもう16時になってる。

「いや、さすがにもう寝なきゃヤバい……」と焦りながら布団に潜り込むけど、頭の中は翡翠さんの可愛さでいっぱい。

たぶん夢にも出てきてる(出てきてほしい)。

ようやく寝ついたのは夕方。外はオレンジ色の光に包まれていて、謎の罪悪感が胸をチクチク刺してくる。

遠くから炊飯器の「ピーピー♪」が聞こえてきて、なぜか泣きそうになる。

目が覚めたのは夜8時。いちおうちゃんと起きた。

「人間ってどうやって動くんだっけ……?」って、毎回なる。

それでもまた、次の夜勤明けも。

僕はmediumの一巻を開いて、

「翡翠さん……今日も、尊いな……」って、

ページをめくって。

……まあ、それも僕なりの“整い方”。

後悔はする。でも、やめるつもりもない。

人間だもの。推しが可愛いんだもの。

では、また。

※この記事には、筆者の実体験をもとにした誇張表現やフィクション的要素が含まれます。
モンスターエナジーの摂取はあくまで適量でお楽しみください。

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