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【チェンソーマン】ついに完結。最終24巻を読んで、ちゃんと泣けた話【ネタバレあり感想】

こんにちは、こうです。

ついに、この日が来てしまいました。藤本タツキ先生の『チェンソーマン』、最終巻となる第24巻を読み終えました。

ジャンプ+で毎週水曜日の配信を、それはもう楽しみで楽しみで仕方がなかった日々。最終話だと知って読んだあの日。そして今日、こうして一冊の単行本として、改めて「最終巻」として読み終えた今——。同じ物語のはずなのに、そのたびに感じ方がまるで違っていて、ページを閉じた瞬間に、ああ、本当に終わったんだなと、ひとつの「終わり」をゆっくりとかみしめています。

正直に言うと、僕はこれまで、漫画を最初から最後までちゃんと読み切った経験があまりありません。そんな僕にとって、『チェンソーマン』は間違いなく、人生に深く刻まれた特別な一作になりました。今日はそんな読了直後の、ぐちゃぐちゃで、でも幸せな気持ちのままに、この最終巻の感想を綴っていきたいと思います。

目次

『チェンソーマン』第24巻 作品情報

まずは恒例の、書籍情報からまとめておきますね。

タイトルチェンソーマン 24(第2部 最終巻)
著者藤本タツキ
出版社集英社
レーベルジャンプコミックス
発売日2026年6月4日
価格572円(税込)/電子版 543円(税込)
ページ数約192ページ
ISBN978-4-08-885051-1
収録話第223話〜第232話(最終話)

『チェンソーマン』は、第一部が週刊少年ジャンプ(集英社)にて2018年から2020年まで、第二部が少年ジャンプ+にて2022年から連載されてきた作品です。第二部は2026年3月25日配信の第232話「ありがとうチェンソーマン」をもって、堂々完結しました。シリーズ累計発行部数は3,000万部を突破している、まさに一時代を築いた大ヒット作です。

あらすじ(ネタバレなし)

悪魔が実在する世界。借金を背負い、相棒であるチェンソーの悪魔・ポチタとともに、その日暮らしのデビルハンターとして底辺の生活を送っていた少年・デンジ。彼が抱いていたのは、「普通の幸せ」へのささやかな憧れでした。

物語は第二部へと進み、舞台は新たな主人公・三鷹アサを巻き込みながら、より深く、より大きなうねりを見せていきます。そして最終巻となる本巻では、”鎧”をまとったチェンソーマンと「戦争の悪魔」との超スケールの戦いが、いよいよ決着へと向かいます。次々と概念が消滅し、めちゃくちゃになっていく世界。そのなかで剥き出しになっていく、ヨルとアサ、そしてデンジ、それぞれの想い。かつてポチタと一緒に夢見た「幸せ」は、果たして——。

ド底辺・血みどろのダークヒーローアクションが、ついに、堂々完結します。

読了して——ネタバレなしの感想

毎週水曜日が、あんなに楽しみだった

振り返ってみると、ジャンプ+で新しい話が配信される毎週水曜日が、本当に、本当に楽しみな日々でした。次はどうなるんだろう、デンジはどうなってしまうんだろうと、一週間をその一話のためにやり過ごしていたような感覚すらあります。あの「続きが気になって眠れない」という気持ちを、こんなにも長い期間、与え続けてくれた作品は他にありません。

だからこそ、最終巻を読み終えてしまった今、あの水曜日がもう来ないんだという事実が、じんわりと寂しさになって押し寄せてきます。楽しかった時間ほど、終わってみると胸にぽっかり穴が空くものなんですね。

「漫画を読み切る」という体験を、初めてくれた作品

冒頭でも書きましたが、僕はこれまで漫画を最初から最後まで読み通すということが、ほとんどできませんでした。途中で止まってしまったり、なんとなく離れてしまったり。そんな僕が、『チェンソーマン』だけは、第一部からこの最終巻まで、しっかりと最後まで追い続けることができたんです。

これは自分にとって、本当に大きな出来事でした。一つの物語を、始まりから終わりまで見届けるという経験。その重みと達成感を、藤本タツキ先生が教えてくれました。読み切れたという事実そのものが、僕にとっての誇りであり、宝物のような記憶になっています。

戦闘シーンの、面白さと迫力

戦闘シーン一つをとっても、この作品は本当にすごい。面白さと迫力が、同じコマのなかに同居しているんです。予想もつかない発想で繰り出される攻防に思わず笑ってしまったかと思えば、次のページでは息を呑むほどの凄まじい画力に圧倒される。緩急のつけ方が抜群で、一コマ一コマから目が離せませんでした。

“鎧”姿のチェンソーマンが戦争の悪魔と対峙する本巻のスケール感も、まさに最終巻にふさわしい大迫力。漫画という表現でしか味わえない興奮が、ここには詰まっていると思います。

三度の「読み」、三度の違う感情

不思議なもので、同じ物語なのに、読むタイミングによって感じ方がまるで違いました。毎週ワクワクしながら追っていた連載時。「これが最終話なんだ」と知って読んだあの瞬間。そして、一冊の単行本として、改めて最後の一冊と向き合った今回。

連載で読んだときの興奮、最終話だと知ったときの寂しさと感動、そして単行本で通して読んだときに訪れた、静かな実感。何度も味わったはずなのに、そのどれもが新鮮で、そのどれもがかけがえのない時間でした。物語の「終わり」を、こんなにも丁寧にかみしめられたのは、初めてかもしれません。

⚠️ この先、『チェンソーマン』最終巻の核心に触れる感想を含みます。未読の方はご注意ください。⚠️

【ネタバレあり】最終巻に寄せて

ここからは、読み終えた人とそっと分かち合いたい想いを、少しだけ綴らせてください。

本巻の話数タイトルを並べてみると、それだけで胸がいっぱいになります。第231話「さよならポチタ」、そして最終話となる第232話「ありがとうチェンソーマン」。”さよなら”と”ありがとう”。この二つの言葉が最後に置かれていることの意味を思うと、それだけで目頭が熱くなってしまいます。

デンジがずっと求めていたのは、特別な何かではなく、ポチタと一緒に夢見た「普通の幸せ」でした。パンにジャムを塗って食べることや、誰かと一緒に眠ること。そんなささやかな願いを抱えた少年が、チェンソーマンという大きすぎる存在を背負いながら、それでも自分の幸せを探し続ける——。その長い旅路の果てに、彼がどんな景色にたどり着いたのか。読み終えた今も、僕の胸の奥にはずっと、その余韻が残り続けています。

そして、ナユタ。藤本先生がこの作品の中で彼女を生み出してくれたこと、僕は心から感謝しています。デンジにとっての「守りたいもの」「帰る場所」を象徴する存在として、彼女がいてくれたことの意味は、本当に大きかったと思います。彼女がいたから、デンジの幸せへの願いには、確かな手触りが宿っていました。

戦争の悪魔との壮絶な戦い、剥き出しになっていくヨルとアサとデンジの想い。めちゃくちゃに壊れていく世界のなかで、それでも残るものは何だったのか。物語が示してくれたその答えを、僕は僕なりに受け止めて、今こうして余韻に浸っています。

読了して、ちゃんと泣けたこと。自分なりにこの結末を消化して、こうして静かに噛みしめられていること。その時間そのものが、僕にとってかけがえのない宝物です。

こんな方におすすめしたい作品です

  • 普段あまり漫画を読まないけれど、一本「読み切った」と胸を張れる作品に出会いたい方
  • 予想を裏切る展開や、唯一無二の発想に満ちた物語が好きな方
  • 迫力ある戦闘シーンと、心を揺さぶる感情描写、その両方を味わいたい方
  • 「普通の幸せ」とは何かを、物語を通してじっくり考えてみたい方
  • そして何より、ひとつの大きな物語の「終わり」を、最後まで見届けたいすべての方

第一部から追ってきた方はもちろん、これから一気読みする方にも、心からおすすめできる完結巻です。

読み終えた後の余韻に——Silent Breezeより

こんなにも心を揺さぶられる物語を読み終えた後は、すぐに日常へ戻るのではなく、しばらくその余韻のなかに身を置いていたくなりますよね。胸に残ったものを、ゆっくりと味わうための時間。

そんなひとときに、僕が運営している癒しの音楽チャンネル「Silent Breeze」のBGMを、そっと添えてみてはいかがでしょうか。静かなフェルトピアノの音色は、涙のあとの少しほどけた心に、やさしく寄り添ってくれるはずです。読み終えた本を膝に置いたまま、目を閉じて、物語の余韻と一緒に過ごす——そんな時間のおともになれたら嬉しいです。

チャンネル登録もしていただけると、励みになります。読書のおともに、ぜひ。

おわりに

藤本タツキ先生。僕の人生に、新たな彩りをもたらしてくれて、本当にありがとうございました。毎週水曜日の楽しみも、最後まで読み切れたという誇りも、読み終えてちゃんと泣けたあの瞬間も、全部、全部、かけがえのない宝物です。

ひとつの物語が、確かに終わりました。寂しさはあります。でもそれ以上に、この作品に出会えてよかったという感謝の気持ちで、今、胸がいっぱいです。『チェンソーマン』という物語の旅を、最後まで見届けられたことを、心から幸せに思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。それでは、また次の記事で。こうでした。

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