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スマホで読書時間が消える|取り戻す7つの工夫

開いた本と離して置いたスマートフォンの読書時間記事アイキャッチ

本を読もうと思ってソファに座り、スマホを手に取って、気づいたら40分経っていた。

この経験がある人は、たぶん少なくないと思います。僕は何度もやりました。読む時間がなかったわけではないんです。時間はあった。その時間がスマホに吸われていただけでした。

「忙しくて読めない」と言っていた時期のスクリーンタイムを見て、けっこう気まずくなったことがあります。1日3時間近く使っていました。3時間あれば、文庫本をかなり読み進められます。

この記事では、スマホに読書時間を取られる仕組みと、僕が実際に効果を感じた7つの工夫を書きます。「スマホをやめましょう」という話ではありません。やめられないので。

目次

スマホに負けるのは意志が弱いからではない

最初に、自分を責めるのをやめる話をさせてください。

スマホのアプリは、人の注意を引きつけるために大量のお金と人手をかけて設計されています。次に何が出てくるか分からない、指1本で無限に続く、常に新しい。これに個人の意志で対抗しようとするのは、条件が公平ではありません。

一方で本は、自分でページをめくらないと何も起きません。開くまでの一歩が、スマホより明確に重い。この差は根本的なもので、気合では埋まりません。

だから対策も、意志を強くする方向ではなく、環境を作り変える方向にします。そのほうが確実に効きます。

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読書時間を取り戻す7つの工夫

効果が大きかった順ではなく、始めやすい順に並べました。全部やる必要はありません。

① スマホと本の置き場所を交換する

いちばん簡単で、いちばん効きました。

枕元にスマホ、本棚に本、という配置になっていませんか。これを逆にします。枕元に本、スマホは別の部屋か、手を伸ばして届かない場所へ。

人は手元にあるものを触ります。それだけです。距離を数メートル作るだけで、寝る前の行動が変わります。僕はこれで寝る前の読書時間が戻りました。

② 次に読むページを、すぐ開けるようにしておく

本を開いて読み始めるまでには、意外と小さな手間があります。しおりを探して、前の内容を思い出して、それから読み始める。この立ち上がりが面倒で、スマホに逃げることがあります。

だから、読み終えたらしおりを挟み、次に読むページをすぐ開ける状態にしておきます。本を傷めず、前の内容にも戻りやすくなります。これだけで再開の抵抗がかなり減ります。

③ 通知を切るのではなく、アプリを消す

通知オフは効果があります。ただ、それだけでは足りませんでした。通知が来なくても、自分から開くからです。

効いたのは、いちばん時間を使っているアプリを1つだけ削除することでした。使いたければブラウザから見られるので、完全に断つわけではありません。でも、ホーム画面から消えるだけで、無意識に開く回数が激減します。

「1つだけ」がポイントです。全部消すと生活に支障が出て、数日で元に戻ります。

④ スマホを見る時間を先に済ませる

これは逆説的な方法です。読書の前に、あえてスマホを見る時間を10分取ります。

我慢して読書を始めると、頭の片隅で「あれ見たかったな」が残り続けます。結果として集中できず、途中でスマホを取ります。それなら先に見て、満足してから本を開いたほうが早い。

「読書のあとのご褒美」にすると失敗します。ご褒美を目の前にぶら下げたまま読むことになるので。

⑤ 音で「読書中」の合図を作る

本を開いたら、必ず同じ音を流すようにしています。僕の場合は歌詞のないインストゥルメンタルです。

これには2つの効き方があります。ひとつは周囲の音を消すこと。もうひとつは、同じ音を繰り返すことで「これが流れたら読書の時間」という合図になることです。数日続けると、音を流した瞬間に頭が読書に切り替わるようになります。

歌詞のある曲は言葉が文章と競合するので、僕には向きませんでした。この用途のBGMは自分でも作っていて、読書用BGMを作っている話にまとめています。よかったら読書のお供に使ってください。

⑥ 電子書籍をスマホで読むなら、機内モードにする

スマホで本を読む人は、構造的に不利な戦いをしています。読書アプリと通知が同じ端末にあるからです。

解決策は単純で、読み始める前に機内モードにすることです。ダウンロード済みの本は問題なく読めます。通知は届きません。これだけで、スマホ読書の質がまるで変わります。

紙と電子のどちらで読むかについては、僕の使い分けを書いた記事もあります。集中したい本は紙、という判断もアリだと思います。

⑦ スクリーンタイムを一度だけ、正面から見る

最後は精神的にきつい方法ですが、効きます。

設定画面から、先週のスクリーンタイムを開いてください。1日の平均を見て、それを7倍します。その時間があれば何冊読めたかを考えます。

これは自分を責めるためではありません。「時間がない」が事実ではないと確認するためです。時間はあります。使い先が違っていただけです。この事実がはっきりすると、対策を打つ気になります。

スマホをやめる必要はない

ここまで書いてきましたが、僕は今もスマホをよく見ます。やめる気もありません。

目指したいのは、スマホを断つことではなく、1日のうち30分だけスマホより本が近い場所にある状態を作ることです。それができれば、今より読めるページを増やしやすくなります。

読書が続かないと感じている方には、読書を続けるための工夫をまとめた記事もあわせてどうぞ。スマホとは別の角度から、気楽に続ける方法を書いています。

さいごに

今夜、寝る前にひとつだけ試してみてください。スマホを別の部屋に置いて、枕元に本を1冊、しおりを挟んで置く。

それだけで、いつもより数ページ多く読めるかもしれません。意志の力は使いません。手が届く場所を変えるだけです。

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