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今週のワンピース感想 – 1156話「アイドル」

ワンピース1156話「アイドル」感想 – 美と野望が交錯する神回!

⚠️ネタバレ注意:この記事にはワンピース第1156話の重要な内容が含まれています。未読の方はご注意ください。

目次

今週も豪華な巻頭カラー!ポケモンコラボが話題沸騰

先々週の巻頭カラー、先週の休載を経て、今週再び巻頭カラーという豪華すぎる展開!週刊少年ジャンプでこれほど短期間で連続して巻頭カラーを飾るというのは、まさにONE PIECEという看板作品ならではの待遇ですね。しかも今週号のジャンプ表紙はポケモンとのコラボレーションという、まさに夢の共演が実現しました。

ルフィの隣にはあの愛らしいピカチュウが登場していますが、これがまた絶妙な組み合わせなんです。電気技を得意とするピカチュウと、ゴムゴムの実の能力者で雷が効かないルフィという設定を考えると、まさに相性バツグンのコンビネーション。尾田先生らしい細かい設定への配慮が感じられる素晴らしい演出でした。

巻頭カラーの扉絵も本当に圧巻の出来栄えです。前面には現在の麦わらの一味が勢ぞろいし、背景には海賊王ゴール・D・ロジャー、冥王シルバーズ・レイリー、そしてスコパー・ギャバンという伝説の海賊たちが配置されています。特に印象的なのは、その配置の妙です。ルフィの背景にはロジャー、ゾロにはレイリー、サンジにはギャバンと、それぞれが船長・右腕・左腕の関係性を彷彿させる構図になっているのです。

この対比演出は本当にアツくて、現在の麦わらの一味が確実に海賊王の船に近づいていることを視覚的に表現している素晴らしい演出でした。尾田先生特有の細かい描き込みにより、きっと細部にも様々な隠された小ネタや伏線が散りばめられていることでしょう。何度見返しても新しい発見がありそうです。

本編:海のアイドル九蛇海賊団の華麗なる登場

本編では、かつて「海のアイドル」と呼ばれた九蛇海賊団の過去の姿が描かれました。当時の船長はグロリオーサ、つまり現在のニョン婆です。若き日の彼女はとても美しく描かれており、現在の姿からは想像もつかないほどの美貌の持ち主でした。時の流れの残酷さを感じる一方で、彼女の波瀾万丈な人生に思いを馳せてしまいます。

副船長のシャクヤクも登場し、こちらは現在のシャッキーの若い頃の姿ですね。そして次々代皇帝のトリトマも初登場し、まさに美の大集合という感じでした。三人とも本当に美しく、まさに「海のアイドル」と呼ばれるにふさわしい華やかさを持っています。

個人的には、トリトマの可愛らしさが特に印象的でした。グロリオーサ宛のファンレターを大切そうに抱えているシーンが描かれており、その表情の愛らしさといったら!彼女の将来の活躍、そして現在どうなっているのかが非常に気になるところです。

特に興味深い設定として明かされたのが、副船長のシャクヤクが船長のグロリオーサよりも圧倒的に人気が高かったということです。その人気ぶりは凄まじく、なんとあのゴール・D・ロジャーからも身柄を狙われるほどだったというのです。船長を凌ぐ人気を誇る副船長という構図は珍しく、当時の九蛇海賊団内の力関係や人気の構図を想像すると面白いですね。

伝説の激突:ガープ vs ロジャー

そんな九蛇海賊団の前に現れたのが、海軍の英雄モンキー・D・ガープでした。ロジャーとの一騎打ちが始まり、両者の激しい戦闘が繰り広げられます。

ガープが繰り出したのは「拳骨隕石(ゲンコツメテオ)」。覇気を纏った一撃です。一方のロジャーは、新技と思われる「荒御魂(アラミタマ)」を披露しました。この技名は日本神話的な響きがあり、ロジャーの技としては非常に格調高い名前ですね。

両者とも覇気を全身に纏い、ガープは得意の拳で、ロジャーは愛剣エースで激突する構図は本当に迫力満点でした。この時代最強クラスの戦士同士の戦いが、これほど生々しく描かれるとは思いませんでした。

エルバフ編:母性の象徴イーダ

場面は一転してエルバフへ。ここでは反抗的なロキに対しても変わらず優しく接するイーダの姿が描かれています。彼女の人格の高さ、母性に満ちた愛情深さが本当によく表現されていました。

どんなに反抗的な態度を取られても決して見捨てない、包み込むような優しさを持つイーダ。彼女のような人格者が母親であるハイルディンは、本当に幸せ者ですね。両親のこの深い愛情を受け継いで、今後の物語で大活躍してほしいと心から願います。

海賊島とロックスの壮大な野望

物語の後半は海賊島が舞台となります。ここでロックス・D・ジーベック関連の重要な展開が描かれました。

まず登場したのが「極道の凶」、後の銀斧です。彼がロックスの仲間に入れてほしいとやってきたシーンが描かれており、ロックス海賊団結成前夜の様子が垣間見えました。

そして今回最も衝撃的だったのが、海賊島のあの印象的な大岩について新事実が明かされたことです。あの巨大な岩にある眼のような二つの穴は、なんとロックス自身が開けたものだったのです!

この穴は、ロックスが二つの悪魔の実を欲していることの表れだということも判明しました。一つはエルバフにあり、ロックスはそれをハラルドに食べさせたいと考えているようです。この悪魔の実が一体何なのか、そしてもう一つの実は何を指しているのか、非常に気になるところです。

ついに結成されるロックス海賊団

そしてついに、あの伝説のロックス海賊団が結成される瞬間が描かれました。ロックスが「世界の頂点を見せてやる」と宣言したところで今週は終了。この一言に込められた野望の大きさ、そして後に起こるゴッドバレー事件への伏線を感じずにはいられません。

今週の総括と次回への期待

今週は本当に素晴らしい構成でした。前半では九蛇海賊団の美しさと華やかさを存分に描き、中盤でガープとロジャーの激闘、エルバフでの心温まるエピソード、そして後半では魑魅魍魎が闊歩するような海賊島でのダークな展開と、まさにメリハリの効いた神回でした。

美と醜、光と闇、愛と野望といった対比が見事に表現されており、ONE PIECEという作品の懐の深さを改めて感じました。正直言って、読んでいる間中ずっと興奮しっぱなしで、最高に楽しい時間を過ごすことができました。

今週は合併号のため、次回は再来週となりますが、どこから物語が始まるのか、今から楽しみで仕方ありません。ロックス海賊団の結成から、白ひげやビッグ・マム、カイドウといった後の四皇たちとの出会い、そしてゴッドバレー事件へと繋がっていく展開が待っているのでしょうか。

ONE PIECEの過去編は毎回期待を裏切らない面白さを見せてくれますが、今回のロックス関連の展開も間違いなく神回の連続になりそうです。尾田先生の筆が冴え渡る中、我々読者はただただその展開に身を委ねるのみです!

今週は合併号のため、次回は再来週となりますが、どこから物語が始まるのか、今から楽しみで仕方ありません。ロックス海賊団の結成から、どのような展開が待っているのでしょうか。

ワンピースの過去編は毎回期待を裏切らない面白さですが、今回の展開も間違いなく神回の一つになりそうです!

では、また。

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