相沢沙呼さんの『卯月の雪のレター・レター』、読了しました。新装版です!
日常の小さな謎を追いかけつつも、少女たちの悩みや葛藤を繊細に感じ取ることができる。静かで、かと言って穏やかとも言えない。この、なんとも言えない感じ。
赤ちゃんのちっちゃいおててを、ほんとうに軽くキュって握ったときのような(実際に握ったことはないので分からんけど、なんとなくそんな感じだと思う)。そんな気持ちになれる本でした!
収録作の謎や結末には触れずに書いていきます。
書籍情報
| 書籍名 | 卯月の雪のレター・レター【新装版】 |
|---|---|
| 著者 | 相沢沙呼 |
| 出版社 | 東京創元社(創元推理文庫) |
| 判型 | 文庫判 |
| ページ数 | 294ページ |
| 発売日 | 2026年9月30日(新装版) |
| 定価 | 990円(税込) |
| ISBN | 978-4-488-42314-8 |
| 装画 | 爽々 |
| 解説 | 紅玉いづき |
※ページ数・価格は執筆時点の情報です。2013年に単行本、2016年に創元推理文庫で刊行された作品の新装版です。
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どんな本?(ネタバレなし)
帯に書かれているのは、この言葉です。
すべては雪のせい。
新装版の帯より
不器用な少女たちは、謎と出合い、ときにすれ違う――。
収録されているのは、この5編です。
- 小生意気リゲット
- こそどろストレイ
- チョコレートに、躍る指
- 狼少女の帰還
- 卯月の雪のレター・レター
表題作は、読書好きでおとなしい高校生・小袖が、祖母の七回忌で従妹から「死んだ人から、手紙って来ると思う?」とたずねられるところから始まります(東京創元社の紹介文より)。六年前に亡くなった祖母の手紙が、なぜ今になって届いたのか。そんな、日常のすぐそばにある小さな謎が並んだ短編集です。
表紙が、めっちゃ可愛い
まず表紙のイラストがめっちゃ可愛いんです。タイトルの周りが切手みたいになっていて、それも可愛い。
どのお話の少女かは分からないけど、とにかく可愛い。その手をとっている、おそらく男性?は、絶対にイケメンです。
見た目だけなら、まさに淡くてキュンキュンする青春少女小説です!
と、一筋縄ではいかない!!!
……と思ったら、一筋縄ではいかない!!!
ちゃんとミステリ要素あります!!!少女たちの心の揺れを丁寧に追いながら、日常の謎がきちんと解かれていく。静かな青春小説の顔をしているのに、読み終えるとミステリを読んだ満足感がしっかり残ります。
相沢沙呼さんの、女性が活躍するミステリは面白いこと間違いなしって決まってるんですよ!!!!
あの城塚翡翠さんやマツリカさんを世に解き放ってくださった、相沢沙呼さんの短編集です!!翡翠さんの『medium』は、初心者でも楽しめる国内ミステリ5選でも1冊目に挙げています。
こんな人におすすめ
- 日常の謎ミステリが好きな人
- 少女たちの繊細な心の動きを丁寧に描いた青春小説が好きな人
- 城塚翡翠さんやマツリカさんが好きな人
- 1話ずつ区切って読める短編集を探している人
- 表紙で「可愛い!」と思って手に取った人(それで正解です)
相沢沙呼さんの短編は、アンソロジー『ブラックボックス、誰が解く?』でも読めます。
読書のお供に、BGMはいかがですか
僕が運営しているYouTubeチャンネル「Silent Breeze」では、読書や作業のためのBGMを毎日投稿しています。静かな短編集には、静かなピアノを。よかったらそっと流してみてください。
おわりに
絶対に読んで!!!!面白いから!!!
皆さんも僕と一緒に、この面白すぎる作品を読んで情緒不安定になりましょう!!!きっと疲れて、いい夢が見られます!!
冗談です。好きなように読みましょう。
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それではまた、次の記事でお会いしましょう。






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